すみだみらいアーティストプロジェクトとは?
SPUTNIKと「隅田川 森羅万象 墨に夢」が主催する、墨田区および近隣地域の子供たちを対象とした、プロのアーティストやスタッフと共に舞台作品を創作するプログラムです。
表現方法はダンスのみならず、歌を歌ったり、喋ったりジャンルを問わず、また参加者のアイデアや特技、チャレンジしたいことによって作品は形を変えていきます!
すべての子どもたちは、さまざまな可能性を持つ"みらいアーティスト"です。
すみだで、みんなで、オリジナル舞台作品を創りましょう!
第1回目は葛飾北斎の"花鳥画"を題材に、オリジナル作品「Hawk`s eye ー北斎の見た世界ー」を創作します。
森羅万象さまざまな現象、動物・草花を描いてきた北斎にとって、世界はどう見えていたのか、
一体何を描きたかったのかということを想像しながら葛飾北斎という人についてみんなで考えていきたいと思います。
参加者はそれぞれの持ち味をいかし、鳥になったり、雨になったり、1つの世界を体を使って表現します。
最終成果発表は12/20(金)、21(土)に、すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)マスターホールにて行われます。
Hawk's eye -北斎の見た世界-とは?
森羅万象さまざまな絵を残した葛飾北斎は一体どのように世界を見ていたのだろうか?
花がどのように動き、動物たちはどんな表情をしていたのか、どんな音が聞こえ、何に興味があったかなど様々な疑問を踊り、歌、声の力を使って解き明かしたいと思います。
この作品はダンス作品でも演劇作品でもミュージカルでも音楽劇でもありません。
それらの要素を全て持ち、尚且つあらゆるジャンルにとらわれない、
どこか不思議なインスピレーションの旅、そんな作品になると思います。
北斎の描いた"花鳥画"って?
北斎は90年の生涯の中で数多くの作品を残しました。
その中でも動物や植物などを描いたものを"花鳥画"と呼びます。
馬や蟹、鶴に鷹、美しい芙蓉や桜など、時には鳳凰や獅子なども描きました。
それぞれの絵は躍動感にあふれ、まるで生きている瞬間を切り取ったよう。
さらに風や季節、温度や空気の流れまでを感じさせてしまう描写は
観るものを惹きつけ、様々なことを想像させてくれます。
本作では北斎の花鳥画から約10点ほどを選びシーンを構成していきます。
それぞれのシーンに象徴となる動物や植物があり、
それをヒントに動きや言葉を、みんなでアイデアを出し合って創作していきます。
体を使って北斎を学んでいきましょう!!
上 芙蓉に雀 すみだ北斎美術館蔵
左 桜に鷹 すみだ北斎美術館蔵
プロジェクトメンバー
演出振付/
アートディレクション
吉﨑裕哉
よしざきゆうや
〜プロフィール〜
舞踊家・振付家。
墨田区出身。墨田区立菊川小学校卒業。
19歳より踊り始める。
2012年から2018年までの6年間、日本初の劇場専属舞踊団であるNoismに所属。
現在はCo.山田うんに所属しながらミュージカル、演劇、オペラ、MV、VR作品などジャンルを問わず幅広く活躍。
主な出演に東京2020パラリンピック開会式、メジャーリーグベースボール開幕戦オープニングアクト、
東京ディズニーランドカウントダウンパレード、NHKバレエの饗宴、NHKニューイヤーオペラなど。
これまでに国内外50 都市以上の公演に主要キャストとして出演。
振付家として新国立劇場やバレエ協会へ作品提供。
映像作家として「small world -memory of love-」が10カ国以上の映画祭でグランプリ等受賞。
自身のカンパニー”SPUTNIK”を立ち上げ、地域で舞台作品を創作することに力を入れており、
これまでに浜松市天竜区、新潟市秋葉区で地域のアーティスト、ダンサーたちと恊働で作品を上演。
音楽監督
(作曲・指導)
宇澤とも子
うざわともこ
〜プロフィール〜
東京音楽大学 大学院(作曲指揮専攻 芸術音楽コース)修了。現在、東京音楽大学 講師。
舞台や映像作品の音楽を手がける他、指導にも力をいれている。運営する「宇澤音楽教室」では、自由で伸び伸びとした音楽教育をおこなっている。
代表作
『SOMA プロジェクト』(2015)、『Double Tomorrow』(2017)、『Rendez-Vous Otsuka South & North』(2019)(以上、演出:ファビアン・プリオヴィル)、『small world-愛の記憶-』(2021)、『三人姉妹』(2023)(演出: 吉﨑裕哉)の音楽を手がける。
舞台装花
塚田有一
つかだゆういち
〜プロフィール〜
ガーデンプランナー、フラワーアーティスト
ガレリア前橋、三井アウトレット木更津などの作庭を担当。
舞台では、2020年、21年にはC0.山田うんのインスタレーションダンス”Body Garden”、”コスモス”、声明とダンスのコラボレーション”BRIDGE”にて舞台装花を担当。
有限会社温室代表。
出演/演技指導
沼田星麻
ぬまたせいま
〜プロフィール〜
東京都出身。アマヤドリ所属。
俳優、身長181cm、肉体派。
劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」(演出:浅利慶太)、ミクニヤナイハラプロジェクト「東京ノート」、「はじまって、それから、いつかおわる」(演出:矢内原美邦)、東京芸術祭「野外劇 三文オペラ」(演出:ジョルジオ・バルベリオ・コルセッティ)などに出演。
吉﨑裕哉作品では重要な役どころを演じることが多く、「Si nk I nto」、「Land des Nebels」(ベルリン公演)、日本バレエ協会バレエクレアシオン2023「ハイランド」(新国立劇場)等に出演。
本作では葛飾北斎を演じる。
出演
練習・本番でみなさんのサポートをするダンサーの紹介です
ささきみき
佐々木実紀
6歳よりクラシックバレエを今間千佳子らに師事。
20歳で平原慎太郎のもとコンテンポラリーダンスを始める。
2019年〜2022年度、関かおりPUNCTUMUNに所属。同氏らをはじめ、柳本雅寛、堀川炎など多様なスタイルの振付家や演出家の作品に参加。
お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。
本作では葛飾北斎の娘・応為を演じる。
せんごくこうたろう
仙石孝太朗
1998年生まれ。愛知県出身。幼少期から関山三喜夫に師事し、モダンダンスを始める。現在、〈関山三喜夫舞踊団〉に所属。ダンス作品以外にも、MVやオペラなどの出演、ミュージカル等の振付助手をするなど、活動の場を広げている。 2021年より、〈Tarinof dance company〉に所属。
みなみほのか
南帆乃佳
幼少より平多利江に師事。全国舞踊コンクール第1位他多数受賞。2013年新進芸術家文化庁海外研修員としてアムステルダム芸術大学留学。2018年筑波大学卒業後、フリーのダンサーとして活動開始。平山素子、森山開次、遠藤康行等の作品に出演。
2020年より井田亜彩実主宰Arche所属。
都立総合芸術高校舞台表現科特別専門講師。
いちかわうきょう
市川右京
3歳より母である小栗優子の下、モダンバレエを始める。
湘南バレエコンペティションにて1位。他数々の賞を受賞。
2022年 NY短期留学。
2023年 吉﨑裕哉演出「翠色の光の物語」に出演。
2024年より日本大学芸術学部演劇学科舞踊コース洋舞専攻へ進学。
加藤みやこダンススペース所属
スタッフ
衣装 朝長靖子(tomonaco)
ヘアメイク 井上唯(NOVEL-DAYS)
舞台監督 川口眞人(レイヨンヴェール)
照明 久津美太地
音響 相川貴
絵(チラシ表紙) 今井龍満
テキスト・作詞 吉﨑裕哉
チラシデザイン 鈴木千陽
写真撮影 木原丹
記録映像 須藤崇規
企画制作 SPUTNIK
制作補佐 小山晶嗣
演出助手 吉倉咲季
特別協力 本村尚幸
衣装協力 中嶋佑一
協力 スタジオ アン・ドゥ・トロワ
小声